先日、博多駅の近くでバスに乗っていたら、
道端で胸を押さえながら苦しそうにうずくまっていた女性を見かけた。
年齢は50代半ばくらいに見えた。
呼吸をするのが苦しいのかもしれない、、。
もしかしたら心臓とかが悪くて急な発作が起きたのかも・・。
色々考えてしまって胸がドキドキした。
バスの中でその光景を見ながら何もできない自分が本当にもどかしかった。
私がびっくりしたのはその女性の周りを歩く人たちが、
その光景を目にしているにもかかわらず、
何も気にとめることなく歩き続けていたことだった。
博多駅付近だったのでそこそこ人通りもあった。
それもマスク姿の人ばかりだったので、
なんだかその光景がとてもとても冷たく見えた。
私は誰でもいい。
誰か一人でも「大丈夫ですか?」と声かけをする人がいてくれないだろうか・・と
信号停車中のバスの中で願っていたけれど・・・
そんな人は一人もいなかった。
もしコロナにかかっている人だったら怖い、、とか
関わるのが怖い、、 って思われていたらどうしよう・・って。
そう思っているんじゃない??って感じるくらいに。
それくらいにみんな「無関心」を貫いているように見えた。
私が子どものときには、
気分が悪そうな人がいれば、すぐに声かけて、
苦しいようだったら気道を確保して・・・
容体が悪化するようだったら人工呼吸なり、心臓マッサージして・・・ って
応急処置の方法はずっとそう教わってきたけれど
このコロナ問題の中で、
とっさにその処置ができる人っているんだろうか、、。
応急処置の仕方・・・行動できるかできないか・・・。
人々の意識や考え方もずいぶんと変わってくるんじゃないだろうか・・。
こうして救えたかもしれない命が、
失われる機会がもっともっと増えるんじゃないだろうか・・。
そんな不安がなんだか一気に増したのでした。
なんかね、ニュースとか見ていても
自分の身は自分で守りましょう。
大切な人を守るために・・・ って言う文言をよく聞くようになってきたけれど
その他の人は知らんぷりで良いのかなって、、。
改めてすっごく考えさせられました。
私もね、あのときにバスの中でその光景を静観していた一人だから
バスを降りてでも駆けつけたら良かったなって今すごく後悔しているところ。。。